釜石大観音とは

釜石湾を一望する高台、大平町鎌崎半島に立つ白亜の魚籃観音像「釜石大観音」は、昭和45年4月、明峰山石応禅寺(曹洞宗)十七世・雲汀晴朗(うんていせいろう)大和尚の発願により建立されました。観世音菩薩の慈愛によりさまざまな理由で亡くなった方々の霊魂に光明を与え菩提に導くこと、また現世に生きる人々を苦悩から救済することを主眼とし、幽明両界の平和を祈念しています。

《概 要》
像 高:48.5m(鉄筋コンクリート造)
本尊原型製作:長谷川 昴
棟 梁:大野 力蔵
発願主:石応禅寺十七世 雲汀晴朗
落 慶:昭和45(1970)年4月8日
魚籃観音の由来
釜石大観音は、その御手に魚を抱いた「魚籃(ぎょらん)観音」を象っています。魚籃観音とは、観音様が人々を救うためにさまざまな姿となって現れる「三十三観音」のひとつで、中国唐時代の因縁話に由来しています。

無信仰の地であった河南省のある村に、魚籃(魚カゴ)を下げた美しい娘が魚を売りに訪れた。土地の若者たちは競って嫁にほしいと申し入れたが、困った娘は、「観音経」「金剛経」「法華経」を暗誦した者を夫にすると約束した。
3つの経典を見事暗誦した若者と娘は結ばれたが、間もなく娘は病にかかり、不帰の客となってしまう。葬送して数日後、紫衣の老僧の指示により墓を掘ったところ、そこには娘の屍はなく、黄金の鎖骨のみが残されていた。この娘は法華経を広めるために現れた観音大士の化身であるとされ、以後、魚籃観音として信仰されるようになった。
拝観料・拝観時間
大 人 中高生 小学生
個人 500円 300円 100円
団体 20名様以上 450円 270円 100円
団体 100名様以上 400円 240円 100円
  • 開館時間/9:00~16:30(最終入館) 17:00(閉門) ※季節により変動あり
  • 所要時間 50分/参道エスカレーターあり
             長さ36メートル・階高18メートル(6階建分)
  • 無料駐車場/大型バス15台・乗用車150台
  • 有料駐車場/山腹中段にあり 1台300円(エスカレーター入口)
           マイクロ・大型バス乗入可(1台600円)
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